遺言・相続ブログ

2013年1月 3日 木曜日

相続人のうち行方不明者がいる場合

バブル崩壊以降の経済情勢は右肩下がりで芳しくなく、その影響
かどうかはわかりませんが、相続において相続人が行方不明とい
うケースがしばしばあります。

相続手続きで困る例①
相続人のうち、行方不明者がいる場合

相続が発生し、数名いる相続人のうち、行方不明者がいる場合は、
遺産分割協議ができず困ります。遺産分割協議は相続人全員によ
り行う必要があるためです。さてその場合どうしたら良いでしょうか?

いくつかの手段がありますが、遺産分割協議をし、相続手続きを行う
場合を想定してかんがえてみましょう。

遺産分割協議は、先にも述べたとおり、相続人全員が参加しなくては
なりません。分割協議書には相続人全員が署名捺印し、印鑑証明書
を添付します。それをもとにして、金融機関の手続きや不動産(土地、
建物)の名義変更、つまり登記申請をすることになります。したがって、
行方不明者がいると分割協議ができず、希望通りの相続手続きがで
きないということになります。

こんな時の為に「不在者財産管理」と言う制度があります。これは、家
庭裁判所で「不在者財産管理人」を選任してもらい、この管理人が、
不在者(=行方不明者)に代わって遺産分割協議をすることになるの
です。これにより、遺産分割協議が成立し相続手続きができるように
なる訳です。手続き的には手間がかかるし、時間もかかりますが仕方
ない事です。いずれにしても、出来ない事はありません。あきらめずに
がんばってください。


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投稿者 行政書士服部事務所