遺言・相続ブログ

2013年1月14日 月曜日

自筆証書遺言と公正証書遺言

自筆証書遺言と公正証書遺言

遺言書にはたくさんの種類がありますが、一般的に
良くつかわれるのが「自筆証書遺言」と「公正証書
遺言」です。

※「秘密証書遺言」というのもありますがあまり利用
されませんので詳細を知りたい方は別途お問い合わ
せください。簡単に申し上げるならば、公正証書遺言
と自筆証書遺言の中間に位置するものです。

公正証書遺言は公証人および証人2人の立会のもと
遺言書の作成がなされます。したがって、費用はか
かりますが、間違いのないものができ、無効になる
危険性が極めて少ない遺言書です。また、社会的信
頼性が高く、相続手続きにおいても困る事は少なく、
また、この遺言書が基で争いになる事も少ないという
利点があります。

自筆証書遺言の場合は、手軽に作れ、費用はかから
ないものの、さまざまなリスクがある事を認識しておく
必要があるでしょう。

自筆証書遺言のリスク

①遺言書としての要件を満たせず、または誤記等が
 あり遺言内容が不明瞭である場合等により、遺言書
 自体が無効、もしくは内容の一部が無効になるリスク

②大切にしまっておいたが為に遺言書が発見されな
 いリスク

③本人が、間違いなく本人の意思で書いたものと信じ
 たくない相続人が争いを起こすリスク

④自らに不利な遺言書を発見した相続人が、処分もし
 くは隠してしまうリスク

⑤遺留分減殺請求を考慮しておらず、訴訟になってし
 まうリスク

⑥遺言内容が不明瞭、不明確、もしくは生前の言葉と
 かい離がある等の理由により、かえって争いの種となっ
 てしまうリスク

⑦相続手続きをする過程で、イマイチ信用されないリスク
 (これは社会的に認知が広まり改善されつつあります)

⑧相続手続きをするにあたり、家庭裁判所の検認手続
 の申立てをしなくてはならないリスク
 (検認手続に費用をかけるくらいなら、公正証書にしたほ
 うが良かったとの考え方もある)

私が思うに、ざっとこんな感じでしょうか?
多くの弁護士や行政書士等の相続の専門家が、公正証書
遺言をおすすめするのは、こういった理由があるからです。

もちろんこれらのリスクを回避もしくは緩和する方法もありま
す。100%ではありませんが、効果はあります。たとえば、
遺言書作成キットを利用したり、しっかりと勉強した上で遺言
書の作成をするれば、いくつかのリスクは回避できると思いま
す。すべてのリスクに対して対策をするには専門家を利用せ
ざるを得ず費用がかかるため、だったら公正証書の方が・・・。
という意見もあります。

つまるところ、ちょっとした体調不良であれば大衆薬で十分
対応できるという事です。症状が芳しくない、大衆薬では不十
分と感じた方は医者で診察を受けましょう。

行政書士はいわば町医者です。気軽に行けるクリニックです。
ぜひお気軽にご利用ください。


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投稿者 行政書士服部事務所